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軽井沢で本物の木の家に住みたい!無垢材のメリット・デメリットや実例をご紹介

更新日:2月2日



木の家について調べると「無垢(むく)」という言葉を目にすることがあると思います。

純真無垢な赤ちゃん・白無垢の花嫁、といった表現に用いられる「無垢」という言葉。 辞書で調べると、清らかでけがれが無いこと、という意味のほかに「混じりけが無いこと、見せかけでなく本物であること」という意味があります。


建築においては天然の木材のことを「無垢材」といいます。 合板や集成材のように張り合わせた人工的な材料ではなく、丸太から切り出した自然の木そのままの材のことです。

天然木本来の風合いが楽しめるのに加え、近年の健康への意識の高まりからますます注目されている、無垢の家。 今回は、無垢の家の特徴やお手入れ方法、メリットやデメリットについて徹底解説していきます!

目次

無垢の家の歴史とは?

近年注目されている無垢の家ですが、いつから建てられるようになったのでしょうか。 またどういった経緯で広まったのか、無垢の家の歴史についてみていきましょう。

無垢の家は、木をそのまま切り出した天然の材である「無垢材」をメインに使った住宅のことを指します。

無垢材は接着剤などの化学物質を必要としないため、日本だけではなく、世界中で古くから親しまれてきました。 無垢の家の正確な歴史はわかっていませんが、日本では縄文時代に存在した、集落の首長の家である「高床式住居」が無垢の家の起源とも言われています。 その後、日本国内では無垢の木の加工技術が発展し、神社仏閣の構造材・床材・装飾材など日本建築に無くてはならない建築用材になりました。 一説によると、世界最古の木造建築物は、奈良時代に建立された法隆寺金堂と言われています。

世界中で愛されてきた無垢の家ですが、世界最古の無垢材の建造物が存在するだけあって、とりわけ日本国内で発展してきた建築技法です。

住宅で使われる無垢材の種類

住宅に使用される無垢材は、針葉樹と広葉樹の二種類に大別されます。 同じ無垢材と言っても、木目・色味・硬さ・香りなど樹種によってそれぞれ特徴があり、選ぶ無垢材によって住まいの表情が変わります。 樹種とそれぞれの特徴についてご紹介していきます。

【無垢材の種類1】針葉樹

針葉樹のなかでもよく使われる無垢材としては、スギ、ヒノキ、松(パイン)材が挙げられます。

・スギ

スギは日本固有の樹種であり、身近な木材として古くより日本の住宅で使われることの多い無垢材でした。 まっすぐに育つことで直線が美しい木目が特徴的で、和風な家に良く似合います。また成長が早いためやわらかい材質で、加工がしやすく柔軟なデザイン表現が可能であり、素足で歩いても気持ちよいといった利点もあります。

・ヒノキ

ヒノキも日本で古くから親しまれている木材で、白く美しい木肌と芳醇な香りが人気です。 「木曽桧」に代表されるようにブランド化されたヒノキ材が多いため、高級な木材だというイメージを持たれる方も多いですが、市場ではほかの木材と比べ価格変動が激しいため時期によって価格が大きく異なることも特徴として挙げられます。

・松(パイン)

カラマツやアカマツといった松は、パイン材と呼ばれることがあります。 無垢材はどの樹種でも経年変化があるものですが、特に松材は年月を経て色つやがぐっと深まっていくことが特徴です。 節が多く自然の風合いを感じられるナチュラルな材で、木目を楽しみたいという方に人気があります。

【無垢材の種類2】広葉樹

広葉樹の中でよく使われる無垢材としては、オーク(ナラ)、メープル(カエデ)、ウォールナット(クルミ)、カバが挙げられます。

・オーク(ナラ)

オークは、古くよりウイスキーの樽や船に使われている材で、耐久性と耐水性に優れています。家具の材料としても良く用いられます。 木目は重厚感と落ち着きがあり、シックな部屋によく似合います。さらに、高級感がありながらも、比較的安価に手に入るといった利点もあります。

・メープル(カエデ)

明るく、艶のある見た目が人気で、主にフローリングの材として用いられることが多いです。 ほかの広葉樹と比べて硬度が高く、衝撃や傷に強いため、家族の足下を支える床材に適した材です。

・ウォールナット(クルミ)

深みのある色合いと重厚感が特徴のウォールナットは、高級家具に使われることが多いです。 メープルと同じく硬度が高いため、衝撃にも強い材です。

・カバ

北海道など気温の低い場所でよく見られる白樺の仲間です。 堅さと耐水性に優れているため、水回りの材としてもよく使用されます。

国産と外国産の無垢材の違い

日本は森林資源が豊富な国ではありますが、無垢材のシェアは外国産材が7割と言われます。 国産と外国産の木材にはどのような違いがあるのでしょうか。

国産無垢材の特徴

―環境変化による狂いが少ない

日本の住宅には日本の無垢材を使うことが理想的だと言われます。 それは、育った環境との差異が少ないためです。 無垢材は自然のままの素材のため、環境の変化によって狂い・割れ・反りなどが起こりやすくなります。 人工物ではなく、環境の変化に敏感な無垢材だからこそ、その地域でとれた無垢材で家づくりができるとその後も快適にお住まいいただけるでしょう。

―美しい木目と高い品質

四季の気候変化がある日本で育った木は、年輪が美しく出やすいという特徴があります。 海外のように広々とした森でのびのび育つのではなく、ときに密集した場所や斜面など一定のストレスを受けながら育つことの多い国産材は、その分目の詰まった丈夫な木材になります。 そして、国産材は輸入材と比べ、防腐剤や防虫剤などの薬剤処理がされていない無垢材も多く、本来の木の質感そのままを保っている無垢材であると言えます。 美しい木目や耐久性などの品質の高さからも、国産の無垢材は人気があります。

―脆弱な供給体制が課題

国産無垢材のデメリットといえば、その供給体制が脆弱であることが挙げられます。 戦後の高度経済成長期に輸入材が台頭して以降、日本の林業は衰退し、国産材の人気が高まってきた今でも無垢材の生産・流通のルートはまだまだ安定しているとは言い難い状況です。 そのため、国産無垢材は比較的高価格になりやすいことがデメリットと言えるでしょう。

輸入(外国産)無垢材の特徴

―大きな材を安価に入手できる

輸入材は流通量が多く、大量生産の体制が整っています。そのため比較的安定した品質の無垢材を、安価に入手することができます。 また広大な土地で育った輸入材は年輪の幅が広く、太い丸太から切り出された幅広の木材が取りやすいこともメリットです。

―薬剤注入が心配

一方、輸入材には強い防腐剤や防虫剤が注入されていることがしばしばあります。 海外の害虫を日本に持ち込まないためや、船輸送で運搬に時間がかかることなどが理由です。 こうした薬剤は、木材加工をした後にも内部に残存しており、シックハウスの一因になることもあります。

―ウッドショックで露呈した輸入材のリスク

そして2021年には、輸入木材の高騰「ウッドショック」が大きな影響をもたらしました。 コロナ禍を受けた在宅勤務の広がりや低金利などを背景に、海外で住宅建設やリフォーム需要が増大し、材料となる北米や欧州産の木材価格を押し上げました。 輸入材を中心に扱っていた国内の住宅会社では材料の調達が間に合わず、代わりに国産材を調達しようとしても国内の脆弱な木材生産体制では需要増に対応できず、結果として日本の住宅建設全体の販売価格を押し上げる結果となったのです。 輸入材依存のリスクが露呈した出来事でした。

無垢材の家のメリット・デメリット

あたたかみのある質感が魅力の無垢材は、住宅のフローリングや柱など、目に見え肌に触れる材料として検討される方も多いでしょう。 無垢材は天然素材ならではのたくさんの魅力を備えていますが、その一方で扱いに注意が必要な点もあります。

ここからは無垢材を使った住まいのメリットとデメリットをご紹介します。 自分たちが望む暮らしに適しているかどうか、しっかりと確認しておきましょう。

無垢材のメリット

―自然そのままの材のため、木材本来の味を楽しめる

無垢材は、自然から切り出した木材をそのまま使用しているため、木の本来の味わいを丸ごと楽しめるのが最大の利点です。 無垢材の色形は、樹種によってはもちろん、生育環境や個体差、さらに切り方でも大きく異なってくるため、二つとして同じ材料はありません。一点物ともいえる唯一無二の素材を、愛着を持って長く楽しむことができるでしょう。 また、無垢材は木そのものの香りを放ちます。樹種によっては好き嫌いがあるかもしれませんが、自分のお気に入りの香りの木材を見つければ、わが家に居ながら森林浴をしているかのような心地よい暮らしが実現できるでしょう。

―経年変化による味わいを楽しめる

無垢材は、年を重ねるごとに、色味や艶が変化していくことも魅力のひとつです。新築時には切り出したばかりの白木の香りや色を楽しめますし、年月を重ねるごとに色味が深まり艶が出てきます。 逆に集成材の場合は、新築時がもっともキレイで、時間が経つほど劣化したり傷が目立ったりします。 無垢材の家は、まるで本革の小物のように、自分たちの暮らしに馴染んで一緒に成長していくような感覚です。年を重ねて深みを増していく様は、住まい手にとってかけがえのない財産になります。



―夏はさらっと快適に、冬は暖かく過ごせる

無垢材には調湿効果があり、室内の水分を吸収したり放出したりする働きがあります。 四季を通じて室内の温度を一定に保ってくれるので、梅雨時のジメジメや冬場の乾燥を和らげてくれることが期待できます。 湿気の多い夏場でも、集成材フローリングのようにベタベタすることなく、素足でさらりとした快適に過ごせます。 さらに、無垢材にはたくさんの気孔が含まれているため、接着剤などで張り合わせた集成材フローリングに比べ足下が冷えにくい特徴もあります。 底冷えしがちな冬でも冷たさを軽減してくれるので、年中スリッパに頼らず裸足で過ごしている、という住まい手も少なくありません。

―住む人の身体にやさしい



無垢材は切り出したそのままの木であるため、化学物質を含みません。 一方接着剤で木を張り合わせてある合板はシックハウス症候群の原因となってしまいます。 敏感な体質の方や赤ちゃん、ペットを飼っている方は安心して木本来の香り楽しむことが出来る無垢材がおすすめです。

無垢材のデメリット

自然素材ならではの特徴で、メリットばかりにも思える無垢材。その一方で、デメリットとしては下記の点が挙げられます。

―傷が付きやすい

無垢材はそのままの木を切り出しており、一切加工のない材なので、傷がつきやすいといったデメリットがあります。 特にスギ材やパイン材などのやわらかい素材は、物を落とすとへこんでしまうといったことがあるため注意が必要です。ペットを飼っている家庭では特に、犬や猫などの爪痕が目立ってしまうことがあります。 ただし、無垢材は水分を含むことで元に戻ろうとする作用があるため、この原理を活用し、木目に水分を含ませて木を膨張させ傷をある程度修復させることもできます。 集成材では、傷がつくと塗装が剥がれたり、下地との色味の違いで傷が目立つこともありますので、無垢材の傷は集成材ほど神経質にならなくてもよいかもしれません。

―隙間や反り、ひび割れが起きやすい

無垢材は水分を吸収したり放出したりする調湿作用がありますが、この効果が木材にひび割れや隙間、反りといった症状をもたらすことがあります。 無垢材をよく観察していると、乾燥した冬季は無垢材同士の隙間が開き、湿気の多い梅雨時には隙間が詰まる、といった変化が目に見えて分かります。 反りやひび割れを最小限に抑えるには、施工前に無垢材の含水率を調べておくことが大切です。施工時の含水率が20~18%程度の無垢材を選ぶと、変形が少なくなり強度が高まることが期待できます。 無垢材を使って家づくりをする際には、乾燥状態をしっかりと管理できる会社に依頼することが大切ですね。

―水に弱い

無垢材は無数の気孔を持つため、水分が浸透していきます。 多くの水分に長時間触れていると、木材が膨張し変形したり、変色してシミになったりすることがありますので、水分をこぼしたときは早めに拭き取りましょう。 洗面やキッチン、お風呂などの水場に無垢材を使用するときは、無垢材の中でも耐水性の高い樹種を選ぶことがまず大切です。そして、無垢フローリングには水をはじくウレタン塗装を施しておくと、気兼ねせずに暮らせるでしょう。

―無垢材を使うとコストが高い

無垢材は原木を切り出しそのまま使用するため、乾燥や加工に時間や人手がかかります。 また乾燥の際に割れや反りが出ることもあり、使える量に限りがあります。 そのため大量に生産できる合板に比べるとどうしてもコストが高くなってしまいます。

無垢材のお手入れ方法

無垢材のお掃除のメインは、乾拭きと水拭き。日常的なお手入れは、それだけで十分です。 さらにより長く無垢材の風合いを楽しむための手入れ方法を紹介します。

掃除は乾拭きが基本

基本のお手入れは、乾拭きです。乾いた布や雑巾で定期的にホコリを取り除きましょう。 汚れが気になるときには、水拭きをします。無垢材は多量の水分に弱いため、しっかりと固く雑巾を絞りましょう。 なお、集成材フローリングによく使われる薬剤の入ったウェットシートなどは、無垢材には使えませんのでご注意ください。


クリーナーで汚れを落とす

通常の水拭きのほかに、ときには無垢材専用クリーナーで汚れを落とすと、よりきれいな状態を保つことができます。 頻度は暮らし方によっても異なりますが、半年~1年に1回くらいのペースが一般的。大掃除のときに行うご家庭が多いようです。 掃除方法は、ワックス兼クリーナーなどの汚れ落とし剤を水でうすめて雑巾を絞り、まんべんなく吹き上げるだけです。 腰をかがめての作業が大変という方は、雑巾ワイパーなどを使用すると、楽にお手入れができます。

頑固な汚れを落とすにはサンドペーパーを使う

無垢材に頑固な汚れが付いてしまった場合は、サンドペーパーで表面の汚れを落としましょう。 表面を少し削り取ることで汚れがとれるのは、無垢材ならではの特徴。集成材は削ると下地が見えてしまいます。 削った直後には周囲との色味の違いが気になるかもしれませんが、時間が経つとだんだんと馴染んできます。 ただし、不自然に凹んでしまったりすることが無いよう、様子を見ながらサンドペーパーを使用しましょう。

自然オイルは年に一回の塗装

表面に自然オイルが使われている場合は、オイル塗装をおこないましょう。頻度は、1年に1回程度で十分です。基本的には、雑巾がけと同じ手順で問題ありません。 床の上に埃やチリが残ったままだと、そのまま塗装してしまう恐れがあるため、まずは掃除機で床表面のゴミをなくしましょう。埃が取り除けたら、木目にしたがって再塗装を施します。 塗装がとれると撥水性が落ちてしまうため、状態を定期的に確認してください。

★無垢の床のお手入れ動画もご覧ください!


傷がついても身近なもので目立たなくできる

日々生活をしていると、モノを落として床がへこんでしまった!ということもしばしば。無垢材の傷や床のへこみには、水分を含ませたティッシュなどを一晩置いておいてみましょう。傷の深さにもよりますが、朝には元通りになることがあります。 すぐに対処したい!という時は、へこみに当て布をしスチームアイロンを当ててあげることで傷が目立たなくなります。ぜひ試してみてくださいね。

★傷や汚れへの対処方法をまとめた動画もご覧ください。


メンテナンスが難しい場合は、プロに依頼

大きな汚れや隙間などが気になるときは、プロに依頼してメンテナンスをおこなってもらいましょう。 住宅メーカーによっては、定期的に会社の人がメンテナンスに来てくれる場合もあるため、無垢の家づくりをするときにはアフターメンテナンスなどのサービスが行き届いた会社かどうかをしっかり確認しておきたいですね。


無垢の家とほかの家を比べてみる


無垢の家と集成材の家

無垢の家を検討する方の中には、集成材の家と比較検討したい、と考える方もいるでしょう。無垢の家が山から切り出した木、そのままの材を使用するのに対し、集成材の家は木材を接着剤で何層にも貼り合わせた人工の材を使用します。


―集成材の特徴


集成材の特徴として、「強度が高い」、「割れや変形が無い」と言われることがあります。それは積層している一つ一つの部材が小さいので、乾燥させる際に発生する変形やそれに伴う割れが小さく済むため。強度や品質が安定しているため扱いやすく、材を扱う職人の腕による差もでにくいと言われます。 また、流通も安定しているので無垢材に比べ安価に調達できるのも特徴です。

しかし、集成材はその部材を貼り合わせるために接着剤が使用されます。現在はF☆☆☆☆(フォースター)というホルムアルデヒド放散が少ない建材も多く流通していますが、それでも放散の可能性があるのは事実です。


―「無垢の家」と謳っていても…

最近は、無垢材や自然素材を謳う工務店も増えています。実際のところは無垢フローリングと言われる、表面だけ無垢材でその下は集成材のものだったり、柱や梁などの壁の中の見えない構造材には集成材を多用していたり…と、各社様々です。 使用する材によって、その家の空気感や居心地は変わってくるもの。家づくりをするときには、どこにどのような材を使用しているか、本当に安心できるものなのか、きちんと確認することをお勧めします。

割れや変形が少なく、安定した品質が集成材のメリットであるため、無垢の家では強度面が不安、と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

工房信州の家では、一棟一棟の構造計算に基づき、必要な強度や太さを備えた構造材を使用し、強度や耐震的にも安心いただける家を提供しています。なにより産地がきちんと分かった安心安全な本物の無垢材を使用しています。ぜひ一度、展示場で本物の無垢の家の心地よさを体感してみてください。 展示場を見る

無垢の家と塗り壁の家

天然の素材を使った家として漆喰や珪藻土の塗り壁の家などが挙げられます。いずれも天然の素材なので、健康的に安心して住まうことができます。 それぞれどのような違いや魅力があるのか、さっそくみていきましょう。

―無垢材を壁や天井にも施工した家

壁や天井まで無垢材の板張りとすることで、より「木の家」らしさを感じることが出来ます。デザインによっては、ログハウスのような雰囲気になることも。板張りの材を節ありのものにするか、節無しのものにするかでも、その印象は大きく変わります。

←天井を節無し板張りとしたデザイン



















←天井を節あり板張りとしたデザイン

















―漆喰の家

漆喰は、珊瑚礁に由来する石灰の壁材を指します。 よく見られるのは、日本家屋やお城などに使用される白い壁です。 漆喰には経年変化がほとんど見られないため、長期的に安定して変わらぬ風合いの家を楽しみたい方には、漆喰がおすすめです。

―珪藻土の家

珪藻土は、撥水性があり湿気を吸収してくれる働きのある材で、最近はバスマットやコースターなどによく使用されている馴染みのある素材です。 珪藻土は珪藻という植物性プランクトンが由来となっています。 漆喰は基本的に白色であるのに対し、珪藻土は好みに応じて色づけすることができるため、自分の好きなカラーでコーディネートすることができます。 床は無垢材のフローリングで、壁は珪藻土の塗り壁を使う、自然素材を基調とした家を販売している住宅会社も多くあります。

↑一面のみグレーの珪藻土塗りとした寝室。サイドはホワイトの珪藻土仕上げ。

無垢材を使うポイントは、乾燥と木遣い


無垢材の良し悪しは「乾燥」で決まる!

無垢材は水分を吸収したり放出したりする調湿作用がありますが、この効果が木材にひび割れや隙間、反りといった症状をもたらすことがあります。 こういった症状を軽減させるためには、無垢材をあらかじめしっかりと乾燥させておくことが必要です。 十分に乾燥させておくことで、収縮や変形を減らすのはもちろん、腐朽菌やシロアリの発生を防ぐことができます。

天然無垢材は場所にあったものを使用する

天然の無垢材は、自然から切り出した木材をそのまま切り出しているため、当然育った場所や環境によって性質が異なります。 家を建てるときには、その地域の気候風土に合った木材を使用すると環境が変わらないため木の傷みも少なくてすみ、長年よい状態をキープすることができます。 外材ではなく、地域材を使った家づくりができれば理想的ですね。

職人が見極める「木遣い」

木の性質を鑑みて、適材適所に木材を使うことを「木遣い(きづかい)」と言います。 熟練の大工職人には、技術力はもちろんですが、木を見極める「木遣い」の目の確かさが求められます。 無垢材を家に使うときには、樹種による適材適所もありますが、一本一本の個性を活かす加工が必要です。ベストな木遣いが出来るかどうかで、見た目の美しさや経年の狂いや機能性にも大きな影響が出てきます。 大工職人の目利きともいえる木遣いの技術は、無垢材の家づくりに古くから培われ伝承されてきたものです。 こういった伝統的に受け継がれる木遣いがあってはじめて、無垢材の家の品質は保たれるといっても過言ではないでしょう。

無垢の家の住宅実例

実際に無垢の家にお住まいになっている方の生の声、気になりますよね。 ここからは工房信州の家のオーナー様へのインタビューから無垢の家の住み心地をまとめてお届けします!

◆本物の無垢材の、木の匂い

「無垢の床」を第一条件に、住宅公園をめぐりました。新築の家を見学すると、本物の木の純粋な匂いか、新建材のイヤな臭いか、はっきり分かりましたね。ホームパーティーで集まった仲間からは「木の匂いがいい!」と好評でした。 (須坂市M様ご家族、お子さま1人の3人住まい、延床面積30.42坪)


◆無垢の家の「はぐくむ」感覚

住みながら、無垢の木の味わいが深まっていくことが楽しみです。季節によって変化があったり傷もつく素材ですが、手当てをしながら見守ることは自然素材ならではの「はぐくむ」感覚があります。 (駒ケ根市K様ご家族、お子さま4人の6人住まい、延床面積35.23坪)


◆無垢の木の安らぎに癒される

板張り天井や幅広の床板など、無垢の木の安らぎに満ちた空間全体がお気に入り。新しいのに体馴染みが良くて、慌ただしい日々の疲れを癒してくれる大切な家です。 (松本市K様ご家族、ご夫婦2人住まい、延床面積23.98坪)


◆住まい手と一緒に深みを増していく家

無垢の家の決め手は、本物の自然素材と飽きのこないデザインです。展示場を見学したとき、経年変化した無垢材の質感が素敵だなと思い、自分たちが歳を重ねながら家の自然素材も深みが出てくると感じました。普段から、真鍮や麻など素材感が良く味わいが増していくものをセレクトしているので、家づくりでも経年変化を楽しみ、素材を育てる、がテーマでした。 (安曇野市S様ご家族、お子さま1人の3人住まい、延床面積29.05坪)


◆木の家に住まう喜びを感じる

当初はログハウスもいいなと思っていましたが、それ以上に木の家に住まう喜びを感じられる家だと思います。特に選木ツアーで、山で自分が選んだ無垢の柱は家族のように愛着がありますね。 (飯綱町H様ご家族、ご夫婦2人住まい、延床面積39.49坪)


◆のびのび過ごす子どもたち

子どもたちがのびのび過ごす様子が、東京で子ども時代を送った私たち夫婦と違い過ぎてうらやましいです。走り回ったり木の実を集めておままごとをしたり、おもちゃが無くても楽しそう! (松本市D様ご家族、お子さま2人の4人住まい、延床面積38.00坪)


◆早く帰りたくなる家

この家に引っ越してから、息子はお出かけしても「早くおうちに帰ろう」ということが増え、居心地よさを感じているのかなぁと思いますね。 (長野市M様ご家族、お子さま2人の4人住まい、延床面積30.36坪)


◆無垢の木の個性が誇らしい

選木ツアーで長女が選んだ無垢の柱と梁の眺めがとても好きなんです。伐採の後年輪を見た山守さんが、これは植林ではなく自然に芽が出て生き延びたたくましい木ですねと教えてくれて。そんな木を選んでわが家に迎え入れたこと、とても誇らしく思います。 (長野市Y様ご家族、お子さま3人の5人住まい、延床面積44.08坪)



なぜ人は「無垢の家」を求めるのか?

古来より長い間愛されてきた無垢の家。そんな無垢の家の人気には、理由があります。 なぜ人々が無垢の家を求めるのか、そのいくつかの理由をご紹介します。

森林浴と同じリラックス効果

木材には「フィトンチッド」という気分を落ち着かせてくれる成分が含まれており、これが人々に癒やしをもたらすとされています。 森の中に入って、どこかリラックスした気分になれるのは、この成分のおかげなのです。 そのため、自然のままの材である無垢材を使った家であれば、家の中にいながらまるで森の中にいるかのような安心感と安らぎを得ることができるのです。また、無垢材は接着剤などの化学物質を必要としないため、シックハウスとは無縁で過ごすことができ、加えて木の精油がダニやカビなどの最近も抑えてくれるため、体にとっても優しい住まいが実現できます。

温度差が小さく、身体への負担を軽減

無垢材は空気を含み、吸湿性に優れる材であるため、夏は湿度を下げて涼しく冬は空気を含んで暖かく気温を保ってくれる働きがあります。 今は床暖房などを使用して家全体の温度を調節する家も多いですが、無垢材は機械を使わずとも自然の力で快適な温度にしてくれるため、四季の移り変わりがある日本の家にとても適した材といえるでしょう。

高い機密性や耐震性を発揮

伐採後に木を十分に乾燥させることで、より強度の高い無垢材ができあがります。 この乾燥という過程を経て気密性や耐震性がより高まるため、長い間安心して住む家をつくるために必要不可欠な工程といえるでしょう。 乾燥や木遣いを熟知し、経験の長い職人が建てた無垢の家は、鉄筋やRCの家にも負けない耐震性を発揮することができます。

無垢の家と結露の関係

木材の調湿作用が結露を防ぐ

無垢材には調湿効果があり、室内の温度を一定に保つために水分を吸収したり放出したりする働きがあります。この作用により、湿度が高まると無垢材が水分を吸収してくれるため、室内の湿度が一定に保たれます。 家の劣化の主な原因に「結露」があり、これが起こると腐食や痛みの原因につながりますが、無垢材であればこういった症状を軽減してくれる効果があります。

鉄筋コンクリートと天然無垢材の違い

―結露の起きやすさ

鉄筋コンクリートは耐震性や防音性に優れ強度の高い材としても有名ですが、鉄のため熱が伝わりやすく、温度の差ができて結露が起こりやすいといったデメリットがあります。 対して、無垢の木は熱が伝わりづらいため、結露も発生しにくく腐食を抑える働きがあります。

―耐震性

鉄筋コンクリートは耐震性に優れていますが、壁の配置が偏ってしまっていると崩壊する危険性が高まります。 対して、無垢材の建物は、木自体が伸縮する働きを持つため耐久性にも強く、ほかの建造物に比べて揺れを小さく抑えることができます。 このことからも、木造建築が古来より地震の多い日本で用いられてきた理由がわかります。

―「天然のエアコン」とも呼ばれる

木材は、なんとコンクリートの12倍もの断熱性があると言われています。そのため冬でも暖かく快適に過ごすことができるのです。 さらに、無垢材には調湿効果があり、室内の温度を一定に保つために水分を吸収したり放出したりする働きがあります。 そのため無垢材を使った家は、エアコンのみに頼ることなく自然な温度調節が可能なのです。

無垢材と合板フローリングの違い



床材に使われる木の材として、合板フローリングと無垢材フローリングが挙げられます。 それぞれどういった違いや特徴があるのでしょうか。

合板フローリングとは

合板フローリングとは、接着剤などで薄い板を複数枚貼り合わせた、いわゆる集成材のことです。 主にはベニヤ板などが貼り合わせられており、表面に化粧材や天然の木などを貼ることで本物の木のようにデザインされています。 メリットとしては、無垢材に比べてメンテナンスが楽におこなえることです。水分が浸透していかないので水拭きも気軽に行うことができ、軽い汚れは落としやすい素材です。 デメリットとしては、接着剤などの化学物質が使われているため、シックハウス症候群やアレルギー反応の心配があることです。最近では化学物質も人間に害のないものが開発されているため昔のように重篤な症状は起こりにくくなっていますが、それでも無垢材と比べてかなりの化学物質が使用されていることは変わりません。 毎日長い時間を過ごすマイホームで、心身ともにリラックスして健康な暮らしを望む方は、このメリットとデメリットを慎重に検討されるのがいいでしょう。

無垢材フローリングとは

無垢材フローリングは、自然から切り出した無垢の木をそのまま使用しています。 そのため、木材の本来の味を丸ごと楽しめるといった特徴があります。 無垢材の色形は、木によっても、切り方によってもひとつひとつ異なるため、二つとして同じ素材はありません。唯一無二の素材のため、長年楽しむことができるでしょう。 さらに無垢材は、年を重ねるごとに色や艶が変化していく材です。フローリングなどの集成材は経年で劣化してしまいますが、無垢材は重ねた年月による変化を味わいとして楽しめるため、愛着がわくという方もたくさんいます。 家族の成長とともに家の変化も楽しめるのは、無垢材フローリングの魅力といえるでしょう。

デメリットとしては、やわらかな材なので傷がつきやすい点や、伸縮などの変化によってひび割れや隙間ができることがある点です。 しかし無垢材は水分を含むことができるため、この原理を活用し、木目に水分を含ませて傷を修復することもできます。

無垢の家はどこで建てられる?

無垢材は新建材と違い、割れや反りなどの動きが出るのが特徴です。 上手に使えば強度が高い無垢材ですが、それには熟練の技が必要です。無垢の家を建てる時には無垢材の特性を熟知している経験豊富な施工会社に依頼することが大切です。

また調湿効果があり、乾燥により収縮する無垢材は建てる地域によっても動きに差が出る場合があります。 その地域の工務店やハウスメーカー、大工さんに無垢材を使って建てることが出来るか確認し、プランニングしましょう。

工房信州の家ではこれまで、長野県産無垢材の家を長野県内各地に1300棟以上建築をしてきました。 信州の気候条件や自然素材の特性を熟知したプランニングが出来るので、安心してご相談ください。

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工房信州の家では、家づくり相談会を随時行っています。 経験豊富なスタッフがあなたの家づくりをお手伝いします。 家づくりに関するお悩みをお気軽にご相談ください。オンラインでもご相談いただけます。

まとめ

無垢の木は「木」本来の味が十分に出ており、長年楽しむことができる材であることがお分かりいただけたでしょうか。 こうした無垢の家の特徴に魅力を感じる方は、無垢材をふんだんに使って安心して暮らせる無垢の家を検討してみてはいかがでしょうか。

長野県で無垢材を使用した家づくりをご検討の方は、私たちフォレストコーポレーションにお問い合わせください。 信州産の無垢材を80%以上使用した「工房信州の家」を、お客様のご要望に合わせてご提案いたします。 床や壁、天井はすべて無垢材を使用し、化学物質を使わない自然に優しい家づくりをおこなっております。気になる方は、お気軽にご相談ください。

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