軽井沢の霧と寒さを克服する「エアフロー工法」の圧倒的メリットとは!?
- osaka

- 2 時間前
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── 軽井沢移住・別荘を快適に過ごすための最適な工法

軽井沢での暮らしや別荘建築を検討されている皆さま、こんにちは。長野県の気候を知り尽くした住宅コーディネーターとして、今回は2025年10月に完全移行した最新技術「エアフロー工法」が、なぜ軽井沢という特別な地に最適なのかをプロの視点で解説します。
憧れの軽井沢ライフにおいて、避けては通れないのが「湿気(カビ)」と「冬の厳冬」です。これらを機械だけに頼らず、建物の構造で解決する革新的な仕組みをご紹介します。
INDEX
2025年10月始動。高断熱性能を実現する「エアフロー工法」
・軽井沢特有の「カビ・湿気」問題を構造から解決
・まるで家が衣替え。夏冬のモード切り替え
・なぜ今、軽井沢で「エアフロー工法」なのか
Q1.パッシブソーラーハウスの考え方を知りたい!
Q2.自然素材とエアフロー工法の相性が良い理由!
Q3.カビ対策に有効な「2層の通気層」の仕組みを知りたい!
Q4.珪藻土壁が内壁通気層へと湿気を逃がす具体的な仕組みを知りたい!
2025年10月始動。
高断熱性能を実現する「エアフロー工法」
当社ではこれまで、自然エネルギーを活用する「エアパスソーラー工法」を標準とし1500棟の住宅を建築してきましたが、さらなる高性能化を目指し、2025年10月より「エアフロー工法」へ完全移行いたしました。
LIXILの高性能トリプルガラスサッシ「TW」や、ミラフォーム・ネオマフォームといった最新の板状断熱材を組み合わせることで、信州の厳しい冬をより快適に、より省エネに過ごすことができます。
軽井沢特有の「カビ・湿気」問題を構造から解決
軽井沢の年間霧発生日数は132日と、東京(1日)や松本(7日)と比較しても圧倒的に多く、湿度は住宅にとって最大の天敵です。中古別荘で「久しぶりに来たらカビ臭い」といった悩みが多いのはこのためです。
エアフロー工法は、エアパス工法の核心である**「2層の通気層」**を継承しています。
外壁通気層: 常に空気を通して建物の湿気を逃がし、大切な構造材を腐朽から守ります。
内壁通気層: 壁体内を空気が淀みなく循環することで、湿気が溜まりやすい「押し入れ」の中までカラッと保ち、カビの発生を抑制します。

まるで家が衣替え。夏冬のモード切り替え
エアフロー工法は、季節に合わせて換気口を開閉する「パッシブ」な考え方に、**効率的な空気循環(ファン)**をプラスしたハイブリッドな工法です。

冬モード(陽だまりの暖かさ) 小屋裏と床下の換気口を閉じ、太陽熱で暖まった天井裏の空気を循環ダクトファンで床下へ送り込みます。これにより、軽井沢の底冷えを防ぎ、家中どこにいても温度差が少ない環境をつくります。
夏モード(木陰の涼しさ) 換気口を開け、ファンを休止させます。壁体内を上昇する熱気や湿気を小屋裏から自然に排出するため、クーラーに頼りすぎない、高原らしい爽やかな室内空間を実現します。
なぜ今、軽井沢で「エアフロー工法」なのか
軽井沢は日照時間が全国トップクラスに長く、太陽エネルギーの恩恵を受けやすい地域です。 エアフロー工法は、この**自然エネルギーを最大限に活かす「パッシブソーラーハウス」**の思想に基づいています。
機械設備に過度に依存する「魔法瓶」のような高気密住宅ではなく、信州の豊かな四季を肌で感じながら、健康的に、そして建物を長持ちさせる。それがエアフロー工法を選ぶ最大の理由です。

「高断熱性能」の安心感と、湿気に負けない「呼吸する構造」。
軽井沢での永住や別荘建築をご検討中の方は、ぜひ一度、当社の展示場でその心地よさを体感してみてください。最新の断熱シミュレーションに基づいたご提案をしております。
皆さまの理想の軽井沢ライフを、最新の技術でサポートさせていただきます。
◆エアフロー工法を、さらに詳しく知りたい方へ Q&A
Q1:パッシブソーラーハウスの考え方を知りたい!
Q2:自然素材とエアフロー工法の相性が良い理由!
Q3:カビ対策に有効な「2層の通気層」の仕組みを知りたい!
Q4:珪藻土壁が内壁通気層へと湿気を逃がす具体的な仕組みを知りたい!
Q1:カビ対策に有効な「2層の通気層」の仕組みを解説します
カビ対策において非常に有効な「2層の通気層」の仕組みについて、プロの視点から解説します。
長野県、特に軽井沢のような湿度の高い地域では、カビの発生を抑えるために「湿気を逃がす」ことと「空気を淀ませない」ことが不可欠です。エアフロー工法(およびそのベースとなるエアパスソーラー工法)が採用している2層の通気層は、住宅の構造そのものが「呼吸」することでこの課題を解決します。
1. 「2層の通気層」の構造
断熱材を挟んで、建物の外側と内側にそれぞれ独立した空気の通り道を設けています。
外壁通気層(建物の外側): 外壁材と断熱材の間に位置します。この層は常に空気を通すことで建物の湿気を逃がし、構造材を腐朽から守る重要な役割を担っています。
内壁通気層(建物の内側): 断熱材と内壁(石膏ボード等)の間に位置します。家全体を空気が淀みなく循環するルートとなり、内壁に熱が伝わる前に気流が熱を上方へ持っていくことで、室内の温度差や湿気の滞留を防ぎます。
2. なぜカビ対策に有効なのか
この仕組みがカビ防止に直結する理由は3つあります。
「温度が1℃上がると、相対湿度は5%下がる」という原理の活用: 内壁通気層を空気が流れることで、北側のトイレや洗面所、さらには押し入れの中まで家中がほぼ同じ温度帯になります。温度が安定することで相対湿度が下がり、カビが好むジメジメした環境を作らせません。
「衣替え」による湿気の強制排出: 夏モードでは小屋裏換気口と床下換気口を開放します。太陽熱で温まった通気層内の空気が上昇気流となり、建物内にこもった熱気や湿気を小屋裏から一気に排出します。これにより、押し入れの中までカラッと保たれ、布団がフワフワになるほどの効果が得られます。
壁体内結露の防止: 2層の通気層が常に空気を動かし続けることで、一般的な高気密住宅で問題となりやすい**「壁の中の結露(内部結露)」を抑制**します。内部結露はカビや構造材の腐り(蒸し腐れ)の主因となるため、ここを乾燥状態に保つことが住宅の長寿命化にも繋がります。
3. 進化したエアフロー工法のポイント
2025年10月から完全移行したエアフロー工法では、この2層の通気層という優れたパッシブ技術を継承しつつ、冬場は循環ダクトファンを運転させることで、さらに効率的に家全体の空気と温度をコントロールし、快適性を高めています。
機械設備に過度に頼るのではなく、こうした**「建物の造りそのもので自然エネルギーを活かす」**工夫が、信州の厳しい気候から住まいと健康を守る鍵となります。

建物の造りそのもので、暑さと寒さのピークをカット
Q2:パッシブソーラーハウスの考え方は?
パッシブソーラーハウスとは、特別な機械設備に頼るのではなく、建物の構造や工夫そのものによって太陽熱や風、地熱などの自然エネルギーを活用するという考え方です。
出典に基づき、その主要な考え方と特徴を以下の3つのポイントで解説します。
1. 「機械」ではなく「建物の造り」で解決する
パッシブソーラーハウスの核心は、ハイテクな機器を導入することではなく、間取りや構造を工夫して熱や風が効率よく家全体に行き渡るように設計する点にあります。
アクティブソーラーとの違い: 太陽電池パネルなどの装置でエネルギーを変換する「アクティブ」な手法に対し、パッシブはメンテナンスがほぼ不要で、自然な温熱環境を得ることを目指します。
環境共生: 魔法瓶のように室内を閉ざすのではなく、自然環境を住まいに取り入れ、上手に活かすことを重視しています。
2. 自然の力をコントロールする仕組み
建物の「衣替え」を行うことで、季節ごとに最適な室内環境を作り出します。
冬の活用: 太陽熱を屋根や壁で集め、暖まった空気を壁体内に滞留・循環させることで、家中を陽だまりのような暖かさに保ちます。
夏の排出: 太陽による熱気や湿気を上昇気流に乗せて、小屋裏から外へ排出します。これにより、クーラーの使用を最小限に抑えつつ、木陰にいるような涼しさを実現します。

3. 健康と耐久性の向上
自然エネルギーの活用は、単なる省エネにとどまらず、住まいの性能そのものを高めます。
結露の防止: 壁体内に常に空気を流すことで湿気を排出し、構造材を守るとともにカビの発生を抑えます。
温度差の解消: 暖まった空気が家中を循環するため、北側のトイレや洗面所など、使っていない部屋との温度差が少なくなり、健康的な暮らしを支えます。
これまでお話ししてきた**「エアフロー工法」や「エアパス工法」**は、まさにこのパッシブソーラーハウスの思想を具現化した代表的な工法です。
Q3:自然素材とエアフロー工法の相性を知りたい
自然素材とエアフロー工法(およびその基盤となるエアパス工法)は、互いの長所を最大限に引き出す極めて相性の良い組み合わせです。
単に「体に優しい」というだけでなく、建物の耐久性や快適性の観点から、なぜこの相性が抜群なのか、その理由をプロの視点で解説します。
1. 「呼吸する壁」が生む、湿度調節のシナジー
エアフロー工法は、壁体内に「内壁通気層」を持つことが大きな特徴です。これに珪藻土(けいそうど)無垢の木などの自然素材を組み合わせることで、家全体の調湿性能が飛躍的に向上します。
透湿性の活用: 珪藻土の壁は、目に見えない微細な穴から室内の湿気を吸収・放出しま す。この湿気が壁を通り抜け、背後にある内壁通気層へと排出されることで、室内は常にカラッとした状態に保たれます。
カビ・ダニの抑制: 自然素材が持つ調湿機能と、通気層による湿気の排出が組み合わさることで、カビやダニの発生原因となる湿気溜まりを防ぎます。

壁と天井は珪藻土

無垢の床材 山桜
2. 「木」を健康に保ち、家の長寿命化を実現する
自然素材、特に無垢の構造材や内装材にとって、最大の敵は「湿気による腐朽」です。エアフロー工法はこの問題を構造から解決します。
木材の乾燥状態を維持: 2層の通気層が常に空気を流し、湿気を外へ逃がすため、壁体内の木材は常に含水率11〜13%という理想的な乾燥状態に保たれます。
シロアリ対策: 乾燥した環境を維持することは、湿気を好むシロアリの被害を防ぐことにも直結し、自然素材の住まいをより長持ちさせます。
3. 「素足で暮らす」心地よさの最大化
信州の冬を快適に過ごす上で、無垢材の床とエアフロー工法の相性は格別です。
床面の温度ムラを解消:
一般的な住宅では暖房をしても床が冷えがちですが、エアフロー工法は冬モードで暖かい空気を床下へ循環させ、床・壁・天井の表面温度を均一に高めます。
冬でも素足の暮らし
木材そのものが持つぬくもりと、工法による温度の安定が重なることで、厳冬期の信州でも**「スリッパのいらない」心地よい暮らし**が可能になります。

4. 化学物質を排除した「真の健康住宅」
エアフロー工法は、機械による無理な換気よりも「自然の理」にかなった空気循環を重視しています。
VOC対策: 自然素材(国産材や自然塗料)を使用することで、シックハウス症候群の原因となる化学物質(VOC)の発生を抑えます。
淀みのない空気: 壁体内を含め家中の空気が循環し、押し入れの中まで空気が動くため、住まい全体が爽やかで澄み切った空気に包まれます。
まとめ
自然素材は「素材そのものが呼吸」し、エアフロー工法は「建物全体が呼吸」します。この二つが合わさることで、素材の劣化を防ぎながら、住む人の健康を守り、信州の気候に最も適した快適な居住空間を創り出すことができるのです。
Q4:珪藻土壁が内壁通気層へと湿気を逃がす具体的な仕組みは?
珪藻土壁が内壁通気層へと湿気を逃がす具体的な仕組みは、素材が持つ**「透湿性(通気性)」と、エアフロー工法(およびエアパス工法)特有の「壁体内構造」**の組み合わせによって実現されています。
出典に基づく具体的なメカニズムは以下の通りです。
1. 素材の微細な穴による通過
珪藻土やその下地となる石膏ボードには、目に見えない無数の小さな穴(細孔)が存在します。
サイズの違い: 水の分子の大きさは約3.8/10,000,000mmであるのに対し、珪藻土や石膏ボードにある穴の大きさは約5/100,000 mmで、およそ100倍あります。
透湿の仕組み: この圧倒的なサイズ差により、室内の湿気(水分子)は珪藻土の層を通り抜け、さらにその奥にある石膏ボードも容易に通過することができます。

2. 内壁通気層への放出
石膏ボードを通り抜けた湿気は、断熱材との間に設けられた**「内壁通気層(内部通気層)」**へと放出されます。
エアフロー工法の壁体は、室内側から「珪藻土(仕上げ材)→石膏ボード→内壁通気層→断熱材」という順に構成されています。
一般的な高気密住宅で使用されるビニールクロスなどは通気性を遮断してしまいますが、珪藻土のような自然素材は「呼吸」を妨げないため、湿気が壁の内部へとスムーズに移動できます。

3. 気流による湿気の排出
通気層に放出された湿気は、そこにとどまるのではなく、層内を流れる気流によって運ばれます。
夏の排出: 夏モードでは、太陽熱で温められた通気層内の空気が上昇気流となり、湿気を伴って小屋裏換気口から屋外へ排出されます。
空気の循環: 壁体内を常に空気が淀みなく循環しているため、湿気が一点に滞留して結露やカビの原因になることを防ぎます。

4. 湿度が下がる物理的背景
エアフロー工法では、家中の温度を均一に保つ工夫がなされています。
相対湿度の低下: 物理現象として「温度が1℃上がると、相対湿度は5%下がる」という性質があります。
相乗効果: 珪藻土が湿気を逃がす仕組みと、工法によって温度が安定し湿度が下がる仕組みが相まって、押し入れの中までカラッと保たれる環境が作られます。
このように、**「水分子よりも遥かに大きな穴を持つ素材」で壁を作り、その裏側に「空気が流れる通り道(通気層)」**を確保していることが、湿気を逃がす具体的な仕組みです。
具体的な湿気・結露対策についてはこちらの記事をご覧ください
「工房信州の家」軽井沢展示場 にてお待ちしております!

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