家族が集う中軽井沢の家
- kanaya99
- 11 時間前
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2023.12竣工 南ヶ丘N邸
― 軽井沢に“家族が合流する”セカンドハウス ―
「軽井沢に来た瞬間、気持ちのスイッチが“オン”から“オフ”に切り替わるんです」そんなご主人の言葉から、この家づくりは始まりました。
N様ご夫妻が軽井沢に家を建てた理由。それは、老後のためではなく、
“今”を大切に生きるため。
東京で働く息子さんたちも含め、家族5人が自然に集い、またそれぞれの場所へ羽ばたいていく——その拠点となる住まいです

和と北欧が調和して、温かみのなかに洗練された風合いを感じさせるジャパンディなインテリアスタイル。薪ストーブの炉壁や炉台に使った鉄平石がアクセントになっている。
軽井沢らしさに、そっと寄り添う佇まい
■欲しかったのは明日からまた頑張るために家族が合流できる場所
観光客で賑わう通りから一歩入った、落ち着いた住宅地。切妻屋根の上品な外観は、昔からそこにあったかのように、周囲の森や近隣の家並みに自然と溶け込みます。
玄関前の格子や門塀に使われているのは、浅間石。土地の記憶を受け継いだ素材が、この場所ならではの空気感を静かに語ってくれます。前の持ち主が大切にされていたドウダンツツジも、そのまま残しました。土地と家、そして時間をつなぐ選択です。

切妻屋根の上品な2階建て。その外観にホッと心が安らぐ。 玄関の目隠しに格子を施し、門塀を浅間石で施工した。その土地の素材は、新しい家もその環境に馴染ませてくれる。
■LDKに入った瞬間、心と体がほどけていく
扉を開けると迎えてくれるのは、吹き抜けから差し込む柔らかな光。
南側からの視線を気にせずに過ごせる大開口と窓計画により、カーテンのいらない暮らしが実現しています。
内装は、和と北欧が調和した「ジャパンディ」スタイル。珪藻土の壁、無垢のアカマツ床、そして薪ストーブの炉壁に用いた鉄平石。温かみの中に、洗練された静けさが漂います。
「特別な演出ではなく、家族が“家族でいる時間”を大事にしたかった」そんな想いが、空間の隅々にまで息づいています。

■工房信州の家らしさが詰まった「土間サロン」
この家の象徴ともいえるのが、土間サロン。
軽井沢展示場で体感した空間を、N様邸ならではの形で再構成しました。
床は薪ストーブと同じ鉄平石、天井にはカラマツ。床レベルを一段下げ、LDKとは異なる“気配”をつくることで、仕事にも、語らいにも、来客を迎える場にもなる多用途な空間に。
リモートワークに集中し、時にはゲストをもてなす。現役世代のセカンドハウスにふさわしい、もうひとつの居場所です。


■光と照明がつくる、もう一つの居心地
照明計画も、この家の大きな魅力のひとつ。間接照明だけでも過ごせるよう計算された光のレイヤーが、昼と夜、晴れと曇りで、空間の表情をやさしく変えてくれます。
ダイニングキッチンは、クリ材で造作したオリジナル。
ご主人の身長に合わせた高さ設計など、暮らしの実感から生まれた細やかな配慮が重ねられています。



■「帰る場所」があるという安心感
2階には、息子さんたちが使う寝室や、吹き抜けを感じられる共有空間を配置。
「この家、めっちゃ寝れるよね」そんな何気ない一言が、この家の心地よさを物語っています。家族が巣立った後も、いつでも戻ってこられる場所があること。
それは、暮らし以上に大切な“安心”なのかもしれません。

■明日から、また頑張るために
N様邸は、非日常を楽しむためだけの別荘ではありません。それぞれが日常で懸命に生き、疲れた羽を休め、また次の日へ向かうための場所。
「普段違う場所で頑張っている家族が、ここに集って元気を回復できること」その想いに、工房信州の家は静かに寄り添いました。

ー Housing Data ー
竣工/2021年7月 構造・工法/木造軸組工法
[外部仕上げ]
屋根/ガルバリウム銅板 外壁/ジョリパット、一部板張り
[内部仕上げ]
1F 床/無垢材(アカマツ)
壁/珪藻土、一部板張り
天井/珪藻土、一部板張り
2F 床/無垢材(アカマツ)、一部大理石
壁/珪藻土、一部板張り
天井/珪藻土、一部板張り
























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