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ペレットストーブとは?軽井沢の冬を快適に!薪ストーブとの違いも解説

更新日:2月2日


薪ストーブは知っていてもペレットストーブってどんなもの?と思われる方もいますよね。薪ストーブと同じく火を眺められるペレットストーブですが、薪ストーブと何が違うのでしょうか。ここでは事例を含めて詳しく解説していきます。暖房器具を検討されている方はぜひ参考にしてくださいね。 



目次

 


 

ペレットストーブとはどういうもの?



ペレットストーブとは、木質ペレットを燃やした熱で暖をとるストーブのことです。

燃料に使われる木質ペレットは、製材時に発生するおがくずや、端材などを乾燥させ粉状にし、粒状に圧縮成型した固形燃料。小さくて軽いため扱いやすく、化石燃料とは違いCO2を増やさないため再生可能エネルギーとも言われています。


ペレットストーブの操作はとっても簡単で、ボタンや操作パネルで点火、火力調整、消化まで行います。さらに、ペレットストーブには燃料タンクが内蔵されているため、補充したペレットが自動で供給されるので暖炉や薪ストーブのように薪をくべる手間はありません。


煙突が不要で給排気・排気管工事のみで設置可能。それでいて、暖炉や薪ストーブのように炎の揺らぎや火の粉の舞い上がる様子を楽しむ事ができます。


また、本物の火によって放出される輻射熱は体と部屋の空気をぽかぽかと心地よく温めてくれます。ペレットストーブは、環境に優しく扱いやすいと注目されている暖房器具です。


 

 

ペレットストーブと薪ストーブの違い

ペレットストーブと薪ストーブの大きな違いは燃料です。

ペレットストーブでは先述のように木質ペレットを使用するのに対して薪ストーブでは薪を使用します。

火力は薪ストーブの方が強く、広いスペースを温めるのに適しているといえるでしょう。

一般的に薪ストーブの設置には最低4.5m以上の煙突が必要とされていますが、ペレットストーブは薪ストーブほどの長さは必要ないため設置コストは抑えられます。

また大きな違いの一つとして、電源使用の有無があります。薪ストーブは電源なしで着火や火力調整など全て手動で行いますが、ペレットストーブは電源を使用し着火や火力調整、タイマー設定などを行います。ボタン一つで使用できるため薪ストーブに比べ手軽に使える暖房器具です。

 

 

ペレットストーブの主な特徴

ペレットストーブの主な特徴として燃料が木質ペレットであることが挙げられます。ここからは更に詳しく見ていきましょう。

 

環境の保護につながる

木質ペレットを燃料として使用することで環境の保護につながります。

その理由は、木材を無駄にすることなく活用しているという点にあります。木質ペレットの材料に使われているのは主に間伐材。間伐材とは、森林内の密度を調整するために、密集した森林樹木の一部を伐採した際に出る木材のことです。間伐を行うと、残った樹木が健全に育ち木材の価値も高まります。木質ペレットとして、この間伐材を利用することは樹木の成長を手助けし、本来廃棄されるはずのものをリサイクルさせているという点から環境の保護につながっているといえるでしょう。

また、木質ペレットを燃やした時に発生するCO2は、木が成長する際に吸収したCO2なので、トータルで待機中のCO2はプラスマイナスゼロ。このように余分なCO2を増やさない仕組みはカーボンニュートラルと呼ばれ、注目されています。

このような理由から、木材を燃料としているペレットストーブは他の暖房設備よりも環境に良いといえるでしょう。


 

コストを抑えられて使い勝手が良い

ペレットストーブは薪ストーブと比較するとイニシャルコストやランニングコストが抑えられます。また、メンテナンスも少ないので、火のある生活には憧れるけど薪ストーブを設置するのは躊躇してしまうという方は、ペレットストーブを検討してみてはいかがでしょうか。

 

①  イニシャルコストの削減

ペレットストーブの本体の価格は安価なものから高価なものまで幅広く、大体30万円~100万円くらいで薪ストーブの本体価格と大差はありません。

しかし煙突部分の費用が異なります。ペレットストーブは薪ストーブのように屋根の上まで煙突を伸ばす必要がなく、排気ファンや排気筒の設置で済みます。

更に薪ストーブは室内の不燃材料仕上げや、壁の低温炭化を防ぐための炉台や炉壁の施工などが必要です。一方ペレットストーブは熱が伝わる範囲が薪ストーブほど広くないので、これらの施工は必要ありません。これらのことからイニシャルコストは薪ストーブに比べてペレットストーブの方が抑えられます。

ペレットストーブの設置に必要な価格は本体価格に加え工事費用10万円~15万円のため、総額40万円~100万円前後となる場合が多いです。薪ストーブでは煙突や炉台・炉壁の工事費用が50~80万円ほどかかるため、総額で80万円~200万円ほどかかるケースが多数となります。

 

②ランニングコストの削減



ランニングコストの面でも薪ストーブと比較するとペレットストーブの方が削減できる傾向にあります。

薪ストーブの燃料である薪を購入する場合、購入する場所により幅がありますが1束300円から500円くらいが相場です。温める部屋の広さや家の断熱性にもよりますが、1日で2束から3束燃やすとすると1000円から1500円、1ヶ月に必要な燃料費は約30000円から45000円になります。

一方ペレットストーブの燃料である木質ペレットは1kg約50円で、1時間あたり大体1kg消費します。毎日10時間ほど使用するとすると1ヶ月の燃料費は15000円なので、薪ストーブよりもランニングコストが抑えられるといえます。また、都心にお住まいの方は燃料を生産地から取り寄せるという方もいるかもしれません。その場合、どちらも送料がかかるということも忘れてはいけないポイントです。

 

③メンテナンスが少ない

ペレットストーブに必要なメンテナンスは大きく分けて、ストーブ内の掃除、年に一度の排気筒の掃除、消耗したパーツの交換の3点です。ストーブ内の掃除は主に灰の処理や耐熱ガラスの拭き取りなどです。年に一度の排気筒の掃除は、高い煙突を必要とする薪ストーブに比べると手が届きやすく、ご自身でのお手入れが可能です。また薪ストーブよりもパーツの消耗スピードが遅く交換頻度は低くなります。

 


煙がほぼ出ない



ペレットストーブは最初の着火時に白い煙が出ますが、その後正常に作動していればほとんど煙がでることはありません。

ただ、燃焼ポットに灰が溜まっていると着火に時間がかかり煙が多くなることがあるので、いつも綺麗にしておくことが望ましいです。煙は出ませんが、排気口から木が燃える匂いがすることもあるので排気口の設置場所には注意しましょう。

 

 

ペレットストーブを住宅に取り入れるメリット

環境に優しく、薪ストーブよりもコストを抑えられて使い勝手の良いペレットストーブ。ここからは住宅に取り入れるメリットをご紹介します。

 

体の芯からじっくり温まる

ペレットストーブを住宅に取り入れるメリットとして、輻射熱により体が芯からじっくり温まるということが挙げられます。エアコンを使用していて、顔はほてっているのに足元は冷えるといった経験はありませんか。それは温風式の暖房器具によって暖められた空気が上昇し、床付近との温度差が大きくなることが原因です。

ペレットストーブの炎から発生する輻射熱の特徴は、温度の高いところから低いほうへ移動するということ。そのため、ゆっくりと部屋全体が温まり、体も芯から温まります。じっくり芯から温まった体は冷えにくく、血行も良くなるので健康にも良い効果が期待できますよ。


部屋全体が温まる

ペレットストーブはエアコンやヒーターと比べて部屋全体が温まりやすいです。

輻射式のペレットストーブは、遠赤外線の効果で温度が下がりやすい床や壁、天井などに熱を伝えることができ、部屋全体を温めます。

また、炎を消した後も温かさが長時間持続するのも特長。遠赤外線による熱は住宅の壁や床に蓄えられ、その熱が室内の空気を温め続けてくれるのです。


木の香りや炎の揺らぎで癒される



ペレットストーブの窓から見える炎の揺らぎや、木質ペレットが燃焼する際に発生する木の香りに癒やし効果も期待できます。焚き火やキャンドルの炎を眺めると不思議と心が落ち着くのではないでしょうか。近年では焚き火を映すだけの動画が注目されるほどです。

この癒し効果は炎がもつ揺らぎによるもの。炎の「1/fゆらぎ」というリズムは人に心地よさを与えてくれるとされています。そんな炎を楽しめるペレットストーブには自然と家族が集まり、リラックスした雰囲気でコミュニケーションも円滑にしてくれますよ。心身ともにリラックスできる住まいづくりをしたい方に最適です。

 

デザイン性に優れ部屋をお洒落に見せてくれる



ペレットストーブはデザイン性に優れているものが多く、インテリアとして楽しめるのもメリットです。例えば、まるで薪ストーブのようなクラシカルな印象のペレットストーブは存在感抜群、空間のアクセントとしても素敵です。

反対に、コンパクトでモダンなデザインを選べば暮らしに自然と溶け込みます。使われている素材も、重厚感のある鋳物や、シンプルで美しいセラミック外装、雰囲気のある陶器製などバリエーション豊富。住まいの雰囲気に合わせて選ぶことができますよ。

洗練されたペレットストーブは暖房器具を使用しない季節でも、お洒落なインテリアとして活躍するでしょう。


補助金が受け取れる自治体もある

ペレットストーブを設置すると各自治体の補助金の対象となることがあります。

ペレットストーブの環境保護につながるという特性が評価され、国からの地域脱炭素移行・再エネ推進交付金交付金によりペレットストーブを導入した家庭へ補助金を交付する事業を行っている自治体があります。

例えば、ペレットストーブ購入者に最大15万円の補助金を交付する、ペレットストーブ用の燃料へ補助金を交付するといった事例もありますよ。

イニシャルコストやランニングコストを削減するためにも、対象となる補助金は受け取りたいものですね。自治体によって要件や補助の内容が異なるため、導入前に確認してみましょう。


 

ペレットストーブを取り入れた住宅の事例3選  

コンコード・メイ/木楽



『火で楽しむ暮らし』がコンセプトのこのペレットストーブの最大の特徴は内臓されているオーブン。ストーブの上段でピザやパンなどを調理することができます。

ガラス面が大きく、料理や火が見えやすくなっています。操作は感覚的で、つまみを回して火力や風力を調整します。

本体の柔らかな丸みと木製の足がストーブ華奢で上品な印象を持たせています。キッチンに設置したため、日常的に調理機能を活かすことができます。料理をする家族も温かで一石二鳥ですね。

壁は漆喰塗りとし、インテリアの邪魔をしないよう周囲に溶け込む配慮を。炉台にはナチュラルで温かみのある十和田石を使いました。

 


OU/山本製作所



農業用機械の生産で培ってきた技術でペレットストーブを開発している山本製作所のOUというペレットストーブです。

温度設定ができ、自動で火力調整もしてくれるため、細かな手動での操作は不要。ヒーターのような感覚で手軽に使うことができます。高火力時は足元から温風が出るため部屋を素早く暖めます。本体の扉は鋳物でできているため蓄熱し、火が消えた後も優しい暖かさが持続します。

デザインはどんなインテリアにも馴染む角の取れた優しいフォルム。どっしりと安定して接地し、その素材感も相まって重厚感があります。

炉台には十和田石を採用。畳リビングと相性良くまとまっています。

 


P-10/STUV

 


ベルギー生まれのペレットストーブ。

先に紹介した二つのストーブよりも背が高く、シャープな直線がスタイリッシュなストーブです。このストーブの大きな特徴の一つは、輻射式の燃焼方式です。

ペレットストーブに多い温風を出す対流式と異なり、本体を熱くすることで部屋に熱を伝える方法をとっています。風が出ないため乾燥しにくく、薪ストーブのような優しい暖かさがあります。

また本体上部の燃焼部は左右に45度回転します。暖めたい方に向けたり、火を正面から眺めたりとシチュエーションに合わせて向きを変えて使うことができます。

炉台はアイアンプレートを敷き、空間をすっきりと見せています。

 


Mimi【PE-6】/トヨトミ


日本の大手暖房器具メーカーであるトヨトミのペレットストーブです。

ペレットストーブの中では珍しい本体カラーがホワイトのペレットストーブです。シンプルでモダンなデザインのため、どんな空間にも調和します。

こちらのストーブの特徴は、温風式と対流式の2つの暖め方ができる点にあります。素早く暖めたい時には温風式を。じんわりと温まりたい時には対流式を。それぞれの良さをシーンに合わせて選択できます。

またトップのプレートを外すとやかんや鍋を置いて調理に使用することもできます。

こちらの家では土間サロンにペレットストーブを据えました。冷え込む夜も安心の暖かさです。



 

ペレットストーブで失敗・後悔しないための注意点

心地よい温かさや見た目のオシャレさが魅力的なペレットストーブ。しかし、一度設置すると移動や撤去が簡単ではないので失敗や後悔はしたくないですよね。ここからはペレットストーブで失敗・後悔しないための注意点を解説していくので検討中の方は参考にしてみてください。

 

小さい子どもがいる家庭では安全対策が必要



小さい子どもがいる家庭でペレットストーブを導入する際には、安全対策が必要です。

機種にもよりますがペレットストーブは正面部分と天板部分が100℃以上、その他排気口も熱くなりやすい箇所なので触れると大変危険です。火傷や事故を防ぐために、子どもが触れる可能性のある場所に設置する場合には、ストーブガードを設置して安全性を高めましょう。

ストーブガードには様々な種類があるので、倒れにくくストーブガード自体が熱くなりにくいものを選ぶのがおすすめです。また、ストーブガードはペレットストーブの周りを囲んで使用するので、部屋が窮屈にならないようにその分のスペースも確保する必要があります。ストーブガードを設置したから絶対に安全ということはなく、子どもにはストーブ稼働時には触らないこと、可燃物を近づけないことなど注意することも重要です。

 

動作音が気になる場合も

実際にペレットストーブを使用してみると、動作音が気になるという方もいます。

ペレットストーブの音は50デシベル程度でエアコンよりも静かな暖房器具だといわれています。しかし、薪ストーブの静かに薪がパチパチと燃える炎と比べると、電源が必要なタイプのペレットストーブは温風ファンと排気ファンによる機械音が気になるかもしれません。温かさを求めて温風を強くすればするほど音が大きくなってしまうことも……。

また、木製ペレットの自動投入機能がついた機種だと投入する度に音が出ます。動作音は機種によって異なるので、部屋で静かに集中したいなど静音性を求める場合はどれくらいの音が出るのか確認してから導入しましょう。

中には、温風ファンが無いものや静音モーターを使用しているなど静かな機種もあるので比較検討してみてください。

 

一度設置すると簡単に移動できない

ペレットストーブは、一度設置すると簡単に移動できないということも忘れてはいけない注意点です。ペレットストーブは、本体が大きく設置するのに畳半畳分程度のスペースが必要です。

重量は軽いもので70kg、重いものになると270kg程にもなる機種もあります。さらに、壁に穴を開けて排気筒を設置する必要があるため、一度設置すると移動させるのは難しいです。

ストーブを使用しない季節もずっと出しておくことになるので設置場所は慎重に検討する必要があります。実際に設置してから他の家具を置きたくなった、動線の邪魔になる、子どもやペットの遊び場のそばに設置してしまったなど後悔が無いようにしたいですね。

ペレットストーブを設置する時には、見た目の良さや機能だけではなく部屋の広さや家族のライフスタイルにも配慮しましょう。

 

火のある生活に興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

 

 

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まとめ

ペレットストーブについて詳しく解説してきましたがいかがでしたでしょうか。ボタン一つで着火でき、燃料も容易に購入できるペレットストーブは薪ストーブに比べるとハードルの低い手軽な暖房器具です。薪の調達や着火に労力が必要な薪ストーブを主な暖房器具として入れるには勇気がいるけれど、火のある生活がしてみたいという方にはぴったりではないでしょうか。ぜひ検討してみてくださいね。

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